ソライロ☆ソロライフ

このサイトは、これまで様々な一人行動を経験してきた筆者が、その経験談を晒したりソロライフの充実案をあげたりしながら、 世のおひとりさま方やその候補者を勇気づけ、「ひとりだけどひとりじゃない」不思議な感覚を味わってもらうことを目的としています。 将来的には、ここに集う人たちが「ゆるく」繋がる場なんかにもなれば良いなとも思っています。

ひとりアクティビティで「きつー!」と思う瞬間

こんにちは。
これまで、大抵のアクティビティにひとりでのりこんできた筆者ですが(その経験談はおいおい書きますね)、実際のところその中には「これ、ひとりでやるのきついかも・・・。」という瞬間もありました。
今回は、あえてそうした「ひとりアクティビティの限界」について、経験談を交えて書きたいと思います。

荷物を預けられないとき

当然ですが、ひとりで行動する場合、何のコミュニティの後ろ盾もなければ保護者や同行者もいません。
それで何が困るかというと、所持品は全部ずーっと自分で管理しなければならないこと。

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例えばランニングしたいとき。
最近はランニングブームもあり、ランナー用のロッカー等の設備も増えてきましたが、まだすべての場所で完璧!とはいえません。
従って、ちょっと地方の景色の良いところを走ろう!としたときなどは、荷物を持って走らなければならないこともあります。
・・・が、思いのほか荷物に対する空気抵抗って大きいんですね。
ちょっとポケットに財布などを入れるともう走りの微妙なバランスが崩れてしまいます。
リュックだったら両手自由になるし完璧!と思ったら、予想以上にリュックが揺れまくり、その分身体もブレブレ。
特に筆者のようなど素人ランナーにはこれが大変つらかったです。

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それから海に行ったとき。
泳ぎたい!と思っても、荷物どうしよう・・・。
海にもロッカーはない。
荷物を全部持って海に入るわけにもいかないし、見ず知らずの人に「荷物見ててください」と頼むのも申し訳ないしリスクがあります。
結局、泳がずに足だけ海に浸して楽しみました。

ひとりが気楽なのは確かすぎるほど確かなのですが、こういうとき、目の前の荷物とともにどこかむなしくなったりします。

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大自然の恐ろしさを思うとき

私たちはいくら自然の中に生きているとはいえ、その実態や対処の仕方については意外と知りません。
そうなると、あれ、ひとりでいるのって結構危ないんじゃない?と思われた場面がありました。

例えば先ほど挙げた海の例。
ひとりで泳ぎに行くとして、よくよく考えると、ビーチ全体に自分の存在を知る人は誰もいない。
つまり、自分にもしものことがあっても誰にも気づかれないことになります。

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山についても然り。
以前、閑散期に山奥にハイキングに出かけたもののあまりに人がおらず、ひとりで出かけたことがありました。
件のハイキングコースは宿の敷地内にあり、きちんと整備されていたため無事に帰還できましたが、もしそうでなかったら、と考えるとぞっとします。

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海も山も、多少は人の手が入っているとはいえ、相手は大自然
天候の変化や災害、遭難や水難、滑落、有害な虫や動植物、海賊や山賊(海外では本当に出るらしいです)などなど、考えてみると予想以上の危険があります。

「ひとりの気楽さ・楽しみ」とこういう「危険」を天秤にかけたときに「危険」が勝るならば、面倒でもガイドさんや付き添いの人、同行者などを見つけて行動すべきだなと実感した経験でした。

先ほどの山奥のペンションでは、チェックアウト時にひとりハイキングの話をしたところ「言ってくれたらご案内しましたよ~」と言われてしまいました。

「限界突破」してしまうとき

たまに無性に行きたくなる、食べ&飲み放題。
おいしそうな食べ物飲み物を前に、盛り方や量に関して誰の目も気にせずひとりで好きなだけ飲食できるのは無上の幸せでありますが、問題はその限界の見極めについて。

ひとりの場合、飲食する以外にすることがなく、おのずとペースが上がります。
そんな中で自分を客観的にみることは難しく、限界の到来が実感されづらくなります。

筆者自身も、食べ放題で調子に乗りすぎ「限界突破」した結果ひとり拷問のように苦しみ、最終的に食べ物を残してしまった(マナー違反なので良い子のみんなはマネしないように!)ことが何度もあります。
飲み放題、特にお酒の場合はもっと大変な事態になることが容易に予想できます。

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どう見てもこれは自分自身の意識の問題なので、まず「元を取ろう」とかいう執着をかなぐり捨てて、限界をわきまえほどほどの量で良しとすることが大原則ですね。これが意外と難しいのですが。
さもなければ、誰かについてきてもらい、話しながらゆっくり食べるようにする等のリスクヘッジは必要だといえます。

そもそも、これは内臓の容量・消化能力などの身体能力に関わるもので、年齢とともに徐々に(多くは負の方向に)変化するものでもあるため、状況の変化に応じて食べ飲み放題は「卒業」して別の楽しみ方をする、というのもひとつの選択肢だと思います。

まとめると

つまるところ何が言いたいかというと、滅茶苦茶当たり前ですが

常に「ひとり且つオレ流がNo.1☆!」ってわけではないんですね。

必要に応じて妥協したり、他者に助けを求めたり、やり方を変えていったりするべきときは、やはりある。

ランニングの例だと、設備の整ったジムで走る、ランニング用のしっかりしたリュックを装備する。
海・山の例だと、ツアーに参加する、プライベートビーチのあるホテルに泊まる、等々。

多少想定よりお金や手間がかかることになっても、そうすることが、結果的に一番大切な命や健康・安全を守ることにもつながります。

一方で、できることならば、こういう部分に関する(特にぼっち向けの)オプションがもっと広がればよいなと願うばかりです。

例えば、ぼっち客向けのツアーや危険な場所での見守りサービス、食事のテーブルを共にするだけのマッチングサービス、等々。
偉い人たち、どうかよろしくお願いします。(他力本願)